障害福祉事業を投資対象にしたセミナーやコンサルが、流行っています。
福祉もビジネスですから、収益確保、投資対象になるのは良いと思います。
多くの参入、資金が流入すれば、業界全体が発展するでしょう。
ただ、初めてオーナーとして投資をする事業なら、リスクは頭に入れておいてください。
サービスを利用する障害者の方、入所施設であれば入居者がいますので、駄目だったらすぐに撤退するという訳にもいきません。
まず、オーナー自身が資格者でない場合は、サービス管理責任者を雇用しなければいけません。
職員も全て雇用するわけですが、福祉事業の特徴として、従業員の資格要件が厳しいことが挙げられます。
退職者が出て、要件を満たせなくなった場合は、報酬の減算はもとより、最悪、事業を廃業せざるを得ません。
投資対象として収益率が高いと言われていますが、運営上のリスクはけっこう大きいものです。
まして、昨今は人員確保が厳しくなっています。
コンサル会社などのセミナーでは、上記のような運営リスクをあまり説明せずに、収益性や将来性の高さを強調します。
上記の他にも、さまざまなリスクがあります。
素晴らしい事業、収益性が高い事業なのは間違いありませんが、運営が簡単ではありません。